ウェルネス探求

自分にとって心地よい人生を送るために

諸行無常の世界だからこそ自立性を養いたい

最近読んでいる漫画によく出てくる「諸行無常」という言葉。諸行無常とは…

世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。(goo辞典より)

実生活の中でも、「諸行無常」を感じている今日この頃。

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仕事における諸行無常

仕事で評価されたいと思っていたのに、いざ評価されると新しい業務を任されて頭がこんがらがることってありませんか?私はまさに最近ありまして「評価はされたいけど、もうこれしたくない」と自分勝手な弱音を吐いていました。アラフォーになってまで仕事で半べそかくことがあるとは思わなかった(笑) 中間管理職でもなんでもないけど、企業の中で出世するってこんな感じなのかなぁと思ったりして(一緒にするなと言われそうですが)。

家族における諸行無常

そして、実家はいつまでもあるものだと思っていたけど、、ってことがありました。私たち子どもはみんな家を出て、父も入院していて、今は母だけが実家の一軒家に住んでいます。母一人で暮らすには広すぎるし、私や姉の近くに引っ越した方が何かとこれから便利じゃない?という話が出ています。今までなんとも思ってなかったけど、いざ実家がなくなるかもしれないと思うと少し寂しさを感じます。だからといって、自分が実家に住むのかと言われれば、利便性などから住まない選択を選ぶのだから、つくづく勝手だなと思います。

そして、家だけじゃなく、前述のとおり父が入院していて、もう退院することもないだろうという状況。母も今は元気だけど、いつかは別れがきてしまう。

私は独身なので子どもはいませんが、甥っ子や姪っ子を見ていると、この子たちも今はくっついてきてくれるけど、どんどん成長して離れていくんだろうなと親でもないのに思ったりします。

もちろん悲しいことだけじゃなく、素敵な人と出会って新たな生活がはじまる変化もあります。良くも悪くも諸行無常なんですよね。

人間関係における諸行無常

家族以外の人間関係も時と共に変わっていきます。自分の考えや価値観が変わって、合わなくなる友人や恋人もいるでしょう。自分の考えが変わらなくても、相手が変わる場合もあります。仕事における人間関係も、役職が変われば周りの環境も変わるでしょうし、昇進を選ばなかったとしても部署変更があったり、新しい人が入ってきたりすることはあるでしょう。

自分では止められないものがある

ここまで書いてきて思うことは、自分が変わらないでいようとしても、周りの変化は止められないということ。今の生活が心地よくて、このまま何も変わってほしくないと思っても、自分も周りも永遠に変わらないことはありえない。

それなら、この「諸行無常」を受け入れて、自立性を養いたい。自立することは、自分一人で生きていくことでも、常に強くあれということでもありません。困ったことがあれば、人に頼ることは大切ですし、人は助け合って生きていくものだと思います。ただ、誰かに依存するのは危険。自分には自分の人生が、人には人の人生があることを頭に入れておくことは大切だと感じます。望まない変化が起きたときには、くよくよしても泣いてもいい。自立するとは、泣いたり笑ったり怒ったりしながらも、自分の意思をしっかりと持って自分で人生の選択をしていくことだと思います。

そうすると、辛いことがあっても、自分の人生これでよかったんだと思える時がくると信じています。と、書きながら自分にも言い聞かせています。

これからも無理せずぼちぼちいきましょう。